わたしたちは全然大丈夫じゃない。
第18回大阪アジアン映画祭 コンペティション部門
Filmarks初日満足度ランキング第2位

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

Trailer

予告編

Introduction/イントロダクション Introduction イントロダクション

“恋愛を楽しめないの、僕だけ?”
―新世代が紡ぐ、やさしさの意味を問い直す物語。

『21世紀の女の子』『眠る虫』で注目を集めた金子由里奈監督による長編商業デビュー作にして、「おもろい以外いらんねん」「きみだからさびしい」をはじめ繊細な感性で話題作を生み出し続けている小説家・大前粟生氏にとって初の映像化作品。『町田くんの世界』以来の映画主演作となる細田佳央太、『いとみち』の駒井蓮、『麻希のいる世界』の新谷ゆづみをはじめ、フレッシュなキャストが競演。
京都のとある大学の「ぬいぐるみサークル」を舞台に、”男らしさ”“女らしさ”のノリが苦手な大学生・七森、七森と心を通わす麦戸、そして彼らを取り巻く人びとを描く。

Cast & Staff

キャスト&スタッフ

  • 細田佳央太
    七森剛志

    細田佳央太

    Kanata Hosoda
  • 駒井蓮
    麦戸美海子

    駒井蓮

    Ren Komai
  • 新谷ゆづみ
    白城ゆい

    新谷ゆづみ

    Yuzumi Shintani
  • 細川岳
    鱈山

    細川岳

    Gaku Hosokawa
  • 真魚
    光咲

    真魚

    MAO
  • 上大迫祐希
    藤尾

    上大迫祐希

    Yuuki Kamioosako
  • 若杉凩
    西村

    若杉凩

    Kogarashi Wakasugi
  • 金子由里奈
    監督

    金子由里奈

    Yurina Kaneko
    1995年10月27日生まれ、東京都出身。立命館大学映像学部卒。在学中に映画制作を開始。山戸結希 企画・プロデュース『21世紀の女の子』(2018)公募枠に約200名の中から選出され、伊藤沙莉を主演に迎えて『projection』を監督。また、自主映画『散歩する植物』がPFFアワード2019に入選し、香港フレッシュ・ウェーブ短編映画祭でも上映される。初長編作品『眠る虫』は、MOOSIC LAB2019において見事グランプリに輝き、自主配給ながら各地での劇場公開を果たした。「チェンマイのヤンキー」というユニットで音楽活動も行っている。
  • 原作

    大前粟生

    Ao Omae

    1992年、兵庫県生まれ。2016年、「彼女をバスタブにいれて燃やす」が「GRANTA JAPAN with 早稲田文学」の公募プロジェクトにて最優秀作に選出され小説家デビュー。主な著作に、『回転草』『私と鰐と妹の部屋』『岩とからあげをまちがえる』『おもろい以外いらんねん』『きみだからさびしい』『死んでいる私と、私みたいな人たちの声』など。本作の原作小説にあたる『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』は今年文庫化されたほか、英訳での発売も決定している。Quick Japanにて「ピン芸人、高崎犬彦」連載中。

    『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』(河出書房新社)
    https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309028743/

Comments

応援コメント

  • 話せばきっと傷つき傷つける。でも、話さなければ伝わらない。行き先のない言葉をそっと受け止めてくれるぬいぐるみたち。甘く柔らかな光の中、長回しのカットで描かれるのは、繊細すぎる彼らの、けっして甘くも柔らかくもない漠然とした不安と生きづらさ。誰もがぬいぐるみでいられたら、どれだけいいだろう。どこまでも静かで、切なくて、もどかしい。
    浅生鴨
    作家
  • やさしさの傍にある弱さや怖さ、痛みや暖かさを、ずっと手放さずに生きてきた金子由里奈監督だから、こんな映画が作れたのだと思う。ちゃんと存在していて、無かったことにはされない。ぬいぐるみのふわふわな綿も、ふわふわを覆う布も、それをつなぐ糸も、縫い付けるための針も、全部ぜんぶ映し出されていた。
    井戸沼紀美
    肌蹴る光線
  • 人はなぜキスをするのだろうか。
    人はなぜ関係に名前を付けるのだろうか。
    この話を友達に話してもいいのだろうか。

    いつか、誰かとどうしても話したいことを真っ先に聞いてくれた、親切で無口な話し相手。
    私たちはぬいぐるみに大きな借りがある。
    イ・ラン
    シンガー・ソングライター
  • 「大丈夫?」という問いに「大丈夫」と答えてしまう時、答えさせてしまう時、わたしたちはきっと、少しずつ確かに大丈夫じゃなくなっていく。言葉を投げるでも、引き出すでも、当てはめるでもなく、映画は、ぬいぐるみのようにただそばにいてくれた。なかったことにしたものたちが本当の場所に戻ろうとする、その涙を拭おうとは思わなかった。
    丘田ミイ子
    ライター
  • この作品をお部屋の本棚に飾っておきたい。
    弱くても、不器用でも、きっと変わらず見守ってくれる。
    佐々木ののか
    ライター・文筆家
  • 胸がほっこりあったかくなりました。
    途中から思わずぬいぐるみを抱きしめながらみていて、ぬいぐるみの存在が愛おしくて、ぬいぐるみに話しかける登場人物も愛おしく感じました。いろんなかたちの優しさを感じられる素敵な作品でした。
    この映画がたくさんの方届きますように。
    日髙麻鈴
    俳優
  • だれかの当たり前は当たり前じゃない。
    それぞれに唯一の “居場所” がある。
    そんな居場所を見失わず、これからも大切にしようと思えました。
    子供のような澄んだ心を持ってる金子さんにしか作れない
    じわ~っと暖かくて、やさしいやさしい映画です。
    松浦りょう
    俳優
  • 序盤のソフトなトーンに戸惑っていると、中盤から本作こそは新しい時代の作品であることに気付き、快哉を叫んだ。映画を「男性性」から解放した画期的な作品であり、女性の作家の存在意義がかつてないほど際立っている。
    本作は現代を生きる我々にとってひとつの指標となるだろう。
    矢田部吉彦
    前東京国際映画祭ディレクター
  • 誰かの苦しみの上に成り立っている社会というものの理不尽さに泣くことがある。泣いてばかりで何もできてないくせにと自分を咎めては真っ暗な気持ちだし、みんなー!頑張って生きようね!なんて無邪気に言えない世界だけど、この映画と作家と同時代に生きていることの喜びは、全身で感じました。
    必要な方に届きますように。
    山中瑶子
    映画監督
  • 少し昔の自分に早く見せてあげたかったなと思うと同時に、今の私もどうしても涙を流す。映画に優しく接されるという新しくあたたかな体験だった。優しくする、優しくあろうとすることへの葛藤こそが、優しさであるのだと教えてくれる。これ頑張って作ってくれてありがとね。
    ゆっきゅん
    DIVA
  • 世界は残酷で粗野でそれと共に生きていこうとすれば傷つかざるを得ない。
    どうせ傷つくならば、その傷を観ていくしかない。そのとき、感じているだけが私の全てではなく、その外にいる私という身体が浮かび上がる。
    尹雄大
    インタビュアー・ライター

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上映劇場

[2024年02月27日更新]
◎北海道・東北
地域 劇場名 公開日 備考
宮城 チネ・ラヴィータ 上映終了
福島 まちポレいわき 上映終了
青森 シネマヴィレッジ8・イオン柏 上映終了
北海道 サツゲキ 上映終了
山形 鶴岡まちなかキネマ 上映終了
青森 八戸市美術館 上映終了
◎関東
地域 劇場名 公開日 備考
埼玉 こうのすシネマ 上映終了
千葉 T・ジョイ蘇我 上映終了
東京 渋谷ホワイトシネクイント 上映終了
神奈川 あつぎのえいがかんkiki 上映終了
栃木 小山シネマロブレ 上映終了
群馬 シネマテークたかさき 上映終了
神奈川 横浜シネマリン 上映終了
東京 シネマ・チュプキ・タバタ 上映終了
東京 新宿武蔵野館 上映終了
東京 シモキタ - エキマエ - シネマ『K2』 上映終了
神奈川 シネコヤ 上映終了
千葉 キネマ旬報シアター 上映終了
東京 ポレポレ東中野 上映終了
東京 Stranger 上映終了
茨城 あまや座 上映終了
東京 下高井戸シネマ 上映終了
東京 早稲田松竹 上映終了
東京 北沢タウンホール/下北沢映画祭 上映終了
東京 ベルブホール/TAMA映画祭 上映終了
東京 キネカ大森 上映終了
◎中部
地域 劇場名 公開日 備考
愛知 センチュリーシネマ 上映終了
石川 シネモンド 上映終了
長野 松本CINEMAセレクト 上映終了
長野 相生座・ロキシー 上映終了
新潟 シネ・ウインド 上映終了
長野 上田映劇 上映終了
◎近畿
地域 劇場名 公開日 備考
大阪 シネ・リーブル梅田 上映終了
京都 京都シネマ 上映終了
兵庫 元町映画館 上映終了
大阪 第七藝術劇場 上映終了
大阪 シアターセブン 上映終了
京都 京都みなみ会館 上映終了
京都 出町座 上映終了
大阪 シネ・ヌーヴォ 上映終了
大阪 すてっぷ(とよなか男女共同参画推進センター)/関西クィア映画祭 上映終了
大阪 ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川/ 関西クィア映画祭 上映終了
◎中国・四国
地域 劇場名 公開日 備考
広島 サロンシネマ 上映終了
広島 福山駅前シネマモード 上映終了
高知 とさぴくシアター 上映終了
◎九州
地域 劇場名 公開日 備考
福岡 KBCシネマ 上映終了
熊本 Denkikan 上映終了
鹿児島 天文館シネマパラダイス 上映終了
大分 シネマ5 上映終了
宮崎 宮崎キネマ館 上映終了
佐賀 シアターシエマ 上映終了
大分 日田シネマテーク・リベルテ 上映終了